2024/11/25

易NO.53 風山漸(ふうざんぜん)

「停滞・閉塞感・疎通不在」







「漸進・斬新・ゆるやか・次第に進む」

〇正しい順序でゆっくり進む。
〇大きな政策ほど決断は早く、実行に時間をかける。
〇早急に物事を運ばない、即断しない。徐々に動く。
〇今行おうと思っていることは急いではならない。
〇ゆっくりと決断し、全体の調和を心掛ける。
〇息の長い発展を考える。

<第一爻変>

〇才能がなく力もないから進んで危険。慎重にゆっくりやれば問題は起こらない。

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10月13日(金)日盤:八白土星 月盤:九紫中宮


<之卦(しか) ~変爻から見る今後の展開を暗示~ >
変爻の陰陽を逆転して卦を作ります。


<第一爻変 ー 風火家人(37ふうかかじん)>

「純情・無邪気・望外」

〇妻、長女の心が正しく、家庭がまとまっていること。そのためには男性が重要。
〇組織内のまとまりが成果に影響する。
〇すべては、蔭役的な働きをする存在の結束が欠かせない。
〇精神状態を見直すこと。
〇家庭内を確認し、クライアントの家庭内も確認することで契約もまとまる。

<裏卦(りか 錯卦さつか) ~裏面に含まれている動き、生活史、隠されている本心~ ー 雷沢帰妹(54らいたくきまい)>

本卦の陰陽をすべて裏返して作る卦
逆の状況、今の現状に極まる前を現し、今の状況で怠った場合の後を現す。

「嫁ぐ・未成熟・恋愛乱心」

〇自分から行動するにはまだ十分な成長をしていない。時期尚早
〇相手もしくはこちらの状況が実力にあっていない。
〇準備不足の時ほど急ぐ。
〇場合によっては双方のいずれかに邪な考えがある。

<賓卦(ひんか 綜卦そうか) ~物事を相手から見た場合~ ー 山風蠱(18さんぷうこ)>

上下の卦を逆転してつくる。

「安泰・盛運・平和」

〇自信をもってことに対処。
〇自分の心がしっかり確立している。
〇やるべきことを行い、取り組むべきことに取り組んでいる。
〇自信があれば相手と自分の間に溝が生まれることはない。
〇こちらのペースで物事は進む。

<互卦 ~問題解決の糸口~ ー 火水未済(64かすいびせい)>

二爻、三爻、四爻を下卦に、
三爻、四爻、五爻を上卦にする。

現実を解決する一つの手がかり、伏されている
事情として本卦と合わせて照合することで現実的・具体的にせん断できる。
介在するものや状態・内部事情・時間的な進捗状況もみることがある。

「未済」完成してもまだまだ発展の可能性がある。
自己鍛錬、たゆまぬ努力が必要。

2024/11/16

易NO.8水地比(すいちひ)

「親しむ・結合・助け合い・同志」






「親しむ・結合・助け合い・同志」

  • 上卦が坎(水)、下卦が坤(地)で、水が大地に潤いを与える象
  • 親和性があり、調和のとれた状態を表す
  • 謙虚さと適応性が重要とされる卦

  • 〇人々が互いに助け合い、親しい関係をつくることをいう。
    〇人との関係を見直す。
    〇自分の心の中に許せない自分を潜んでいることを自覚する。
    〇過去の失敗、許せない経験や許せない人々。それを認め、そのうえで生活してきた自分のすばらしさをほめる。
    〇自分を許し、人を許す。

    <第四爻変>

    自分の良さを発見すれば、相手の良さも良く理解できる。互いの長所を発見することが成果を得るポイント。

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    2024年11月日 日盤:四緑木星、地数系列 月盤:五黄土星、年盤:三碧木星
    友人からマルシェ出店の依頼がきていて、無料ボランティアで参加します。
    その時の心構えを易にききました。

    自分の奥底にいる悲しみを赤裸々に側近に告白し、冷静な意見をもらうことで
    チャンスをつかむ力の本当の使い方を理解するきっかけになりました。
    まずは受け入れること。そのための行動として、
    なぜ無料なのかという本質的な疑問から友人の意図や考えを理解し、相互理解を深めることに。互卦では山地剥(23さんちはく)から、じっくり慎重に前に進むことで問題解決につながるため、最終的な判断の前に周りとの意思疎通で足元を固めてお互いの期待値や望む結果をすり合わせるため相手とのコミュニケーションを図っていきたい。

    <第五爻変>

    自分の心が相手を許せるようになることが重要。常に自分の心が正しい方向に向いているかを確認すること。それこそが成功の秘訣となる。

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    7月8日 日盤:四緑木星、人数系列 月盤:三碧木星、年盤:四緑木星
    マルシェ出店の心構えを問う。この行動の目的は「縁を広げる」
    たくさんの方々の鑑定を通して、学びを得て、人との縁をいただく。
    氣学実践のための場として活用する。

    <報告 7月10日>
    おかげ様で3名の方々に鑑定を提供。
    雨ということもあり、来場者数は多くはない。
    行きと帰りは雨に合わず、吉方を取ってからの出店が好をそうしている。
    マルシェを紹介していただいた方にお礼のご連絡は次回は早めにする。
    <報告 7月12日>
    会員登録。8月12日のマルシェ出店を決意。

    <之卦(しか) ~変爻から見る今後の展開を暗示~>

    変爻の陰陽を逆転して卦を作ります。

    【第四爻変 ー沢地萃(45たくちすい)

    「集まる」

    〇人々が多く集まり、心を一つにして喜んで活躍する姿。
    〇素晴らしい人格をもつリーダーの下に多くの人々が集まってくる様子。
    〇人が集まると事故も起きやすい。心から慢心と戦いを捨てること。

    変爻5:こちらの誠意を受け取らない人がいても徐々に理解されるだろう。


    【第五爻変 ー坤為地(2.こんいち)

    「」


    変爻5:

    <裏卦(りか 錯卦さつか) ~裏面に含まれている動き、生活史、隠されている本心~ ー 火天大有(14.かてんたいゆう)>
    本卦の陰陽をすべて裏返して作る卦
    逆の状況、今の現状に極まる前を現し、今の状況で怠った場合の後を現す。

    「大所有・大成果」

    〇リーダーが大衆を統率。天に向かって物事を始める。
    〇志のままに大きな成果を上げる。
    〇慢心は成果を崩す。
    〇慢心とは怒り。包容力を失う。
    〇成果は大衆を引き連れることと無縁ではない。
    〇あらゆる成功は人に好かれること。
    〇大きな成果をもたらす心得を学ぶ。

    <賓卦(ひんか 綜卦そうか) ~物事を相手から見た場合~ ー 地水師(7.ちすいし)>

    上下の卦を逆転してつくる。

    「軍隊・戦い」

    〇戦わずしてかつ。
    〇戦いの心、闘争の心、怒りや許せない感情を取り除く。
    〇まず自分との戦いを始めることから。

    <互卦 ~問題解決の糸口~ ー 山地剥(23さんちはく)>

    二爻、三爻、四爻を下卦に、
    三爻、四爻、五爻を上卦にする。

    現実を解決する一つの手がかり、伏されている
    事情として本卦と合わせて照合することで現実的・具体的にせん断できる。
    介在するものや状態・内部事情・時間的な進捗状況もみることがある。

    「はぎとる・さける」

    〇結論を急ぐ時ではない。
    〇間合いを測って少しずつ行う姿勢が大切。
    〇上にいる人が不安定な状態だから経営者やリーダーは自分の足音をしっかり固める必要がある。
    〇側近、家人と話し合いを設け、齟齬が無いか確認する。安心感を与える。
    〇心はささいなことに振り回され、動揺している。もしそうなら足元に相談し、身内を固めるために少し時間をおいてその後で決断すること。

    2024/11/09

    「訴訟・争い・闘争」




    「訴訟・争い・闘争」

    〇上の者が極めて強く、下の者もまた折れることをしない。
    〇争いが自分の中にある悪意や面子、意地といったものが下に。
    〇争いの多くは自分の精神の中にある。
    〇自分で気付いていない否定的な考えや闘争心をいかに建設的なものへ入れ替えるか。
    〇いまのままでは大きな騒動が予想される。自分のなかにある争いを取り除く。
    〇天は上に昇り、、水は下に上がれる。それぞれの食い違った行動で争いになっている。
    〇最初の段階で自分の心を調整しておくこと。

    <第六爻変>

    〇強引に争いに打って出て勝つが、人々の憎しみをかって勝利を自分のものにできない。

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    2024年11月9日 二黒中宮 吉方取りせず、吉凶なし六白三碧廻座方位に行く
    来年より新しいカルチャーセンターで易占いの講座を開講する。
    その時の心構えを問う。
    見込み違い、もめごとが多いとき。戦うと不利。和解して落としどころを探す。正しくても折れること。

    自分の中にある悪意・面子・意地とは何か。
    長く東洋の叡智を学んできたという自負だろうか。
    いつだって講座は真剣勝負。そのような場を頂くことがどれだけ有難いか。
    一方で正しいことを伝えたいという気持ちが強い。
    そこをどう変えていくか。
    体験講座で明確にすることをいかに記載しておく。
    1.方針や学べる内容、講座を受ける時の心構え
    2.最終的に何を習得できるか
    3.必要な持ち物 筮竹、もしくは竹の棒(100円ショップ)50本とその棒が立てられるコップなどの容器。100円玉5枚と10円玉1枚、筆記用具。
    4.テキスト代

    解決の糸口として、
    これまでやってきた恩人に感謝の気持ち。
    師匠、主人、子供。この恩に報いる心があれば成果に結びつく。

    編集後記をテキストに記載する。
    開講にあたり、支えてくれた恩師、主人、息子に感謝の意をここに記載し、その恩に報いるためにも誠心誠意、受講生様との知識を分かち合うことを大事にしていく。

    テキストはできるだけ簡潔に。わかりやすさを意識する。
    何度もリハーサル。練習。

    そしてAIのアドバイスもここに記載しておく。

    【天水訟 の基本的な意味】

    • 上卦:乾(天)☰
    • 下卦:坎(水)☵
    • 全体的な意味:争いや訴訟、主張、論争の卦
    • 性質:正義のための争い、理を通すこと

    【第六爻(最上位)の変化】

    • 位置:最上位は事態の最終的な結果を示す
    • 変化:陽から陰への変化(積極から慎重へ)
    • 変わった後の卦:水水比(すいすいひ)

    【このケースでの解釈】 講座開講にあたっての意味:

    1. 現在の状況
    • 教えを伝えたい強い意志(乾)が、深い知識(坎)と出会う
    • 真摯に教えを伝えようとする純粋な意図が見える
    • ただし、訟(争い)の卦なので、慎重さも必要
    1. アドバイス
    • 知識を伝える際は、押しつけにならないよう注意
    • 受講者の理解度に合わせて、柔軟に対応することが大切
    • 特に第六爻の変化は、強い主張は控えめにという示唆
    1. 心構えとして
    • 謙虚な姿勢を保つ
    • 受講者との良好な関係性を重視
    • 知識を分かち合う喜びを大切に
    • 焦らず、じっくりと進めていく
    1. 望ましい対応
    • 受講者の声にしっかりと耳を傾ける
    • 基礎からしっかりと積み上げる
    • 双方向のコミュニケーションを心がける
    • 受講者それぞれの個性を尊重する

    この卦は、知識を伝える立場として、バランスの取れた指導の重要性を示唆しています。強さと柔軟さのバランスを保ちながら、受講者と共に学びを深めていける素晴らしい機会となりそうです。


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    <之卦(しか) ~変爻から見る今後の展開を暗示~ >

    変爻の陰陽を逆転して卦を作ります。

    【第六爻変 ー沢水困(47たくすいこん)】

    苦難・困難・困窮

    〇今後さらある苦境が予想されるから相当の覚悟が必要。
    〇経済的・精神的・肉体的苦難を指し、人の世の苦労をすべて含んでいる。苦境の真っただ中。
    〇人に何を言っても信じてもらえない。一人でじっと耐える。
    〇困難が自分を成長させると信じること。
    〇逃げ場のない正念場に差し掛かった。この修羅場を超えて本当のリーダーになる。
    〇苦境は自分が解決できる範囲で起きてくる。
    〇悩みは生まれた時から解決することが決定している。
    〇実力のある人間ほど悩みに直面し、それに立ち向かう。これが苦悩の本質。
    〇あきらめず、逃げず、誤魔化さず、言い訳を捨てて取り組む。そうすれば成果が立ち上がる。

    変爻6:不当な扱いを受けて苦しむ。自分の至らなさを反省し努力すれば吉がくる。


    <裏卦(りか 錯卦さつか) ~裏面に含まれている動き、生活史、隠されている本心~ ー 水地比(8.すいちひ)>

    本卦の陰陽をすべて裏返して作る卦
    逆の状況、今の現状に極まる前を現し、今の状況で怠った場合の後を現す。

    「親しむ・結合・助け合い・同志」

    〇互いに助け合い親しい関係を作ること。
    〇戦いを抑える。
    〇許せない自分が潜んでいることを自覚すること。
    〇自己を認め、自分のすばらしさをほめること。
    〇自分を許し、他者を許す。
    〇自分を認めて、初めて他者を認めることができる。

    <賓卦(ひんか 綜卦そうか) ~物事を相手から見た場合~ ー 地火明夷(36ちかめいい)>

    上下の卦を逆転してつくる。

    「明かりが隠れる・光を失う・暗くなる」

    〇光を失う状態。
    〇自分の周囲から正しさが失われる暗示。
    〇正義が通らないのは環境ではなく、それを認めてもらえない自分に非があるととらえる。



    <互卦 ~問題解決の糸口~ ー 風水渙(59ふうすいかん)>

    二爻、三爻、四爻を下卦に、
    三爻、四爻、五爻を上卦にする。

    現実を解決する一つの手がかり、伏されている
    事情として本卦と合わせて照合することで現実的・具体的にせん断できる。
    介在するものや状態・内部事情・時間的な進捗状況もみることがある。

    「散逸、四散、騒ぐ」

    〇吉の卦。
    〇解決不能の苦労がぐらりと動き出し、徐々に解決に向かって前進し始める姿。
    〇今まで課題だった問題がようやく解決に向かって動き始める。
    〇大きな勝負に出ていい。
    〇誰かが勝負の準備をしてくれたり、わたるべき船がやってきた場合だけ勝負に出る。
    〇恩人に感謝の気持ちを持つ。
    〇強権によって組織を抑え込もうとすれば、組織中は騒ぎが起こり、手の付けられないようになると忠告する。

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